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当院の免疫療法による治療メニュー

diagnosis

がん遺伝子治療

3回投与
687,000円(税抜)

※当治療法は、保険適用ではないため公的保険は利きません。
※海外在住の方には、別途コーディネート費、通訳費等が加算されます。

がんと遺伝子

がんは、遺伝子の変異によって、正常な細胞分裂の回数や周期のコントロールが失われ、無限に増殖を繰り返してしまうことで発症する病気です。
細胞は通常、ダメージを受けても自己修復したりアポトーシス(自死)させることができると考えられています。
しかし、これがうまく修復できないと遺伝子に変異が生じてしまいます。
正常な細胞の中では、遺伝子によって分裂と抑制のバランスが絶妙にとられ、私たちの身体は健康を維持しています。
がん遺伝子治療は、正常な「がん抑制遺伝子」を体内に入れることにより、がんの死滅や遺伝子の正常化を促すことを目指した治療法です。

「がん遺伝子治療」に大切な2つのアプローチ

①「がん遺伝子」の働きを抑える遺伝子を投与します。
「増殖抑制遺伝子」 cdc6shRNA 無限増殖を促進する「がん遺伝子」の働きを抑えることを目指します。

②がん化した細胞を修復したり死滅させたりする「がん抑制遺伝子」を投与します。
「がん抑制遺伝子」 p53、p16、PTEN、TRAIL 無限増殖を抑制する「がん抑制遺伝子」の働きの回復を狙います。

①と②を同時に行うことで、がん遺伝子・がん抑制遺伝子の働きを正常化し、バランスを取り戻します。
本来の機能を回復した遺伝子の働きにより、がん細胞はアポトーシス(自死)していくと考えられます。

がんの無限増殖を促進する「がん遺伝子」の異常な働きを抑制

cdc6を抑制するcdc6shRNAとは?
cdc6(celldivisioncycle6)は細胞を増殖させるために働くタンパク質で、cdc6の過剰な発現により、がん細胞は分裂をコントロールできなくなり無限に増殖すると言われています。さらに、がん抑制遺伝子の機能も抑えられ、がんの進行につながっていると考えられています。
cdc6shRNAは、がん細胞中のcdc6の発現を阻害することで、がん細胞の増殖停止や、細胞のアポトーシス(自死)へと誘導することを目指します。

遺伝子の司令塔の働きをする、最も重要ながん抑制遺伝子

遺伝子の守護神「p53」とは?
p53は「がん抑制遺伝子」と呼ばれ、がんを防ぐためにその他の様々な遺伝子に命令を出す司令塔の働きをするので、
「遺伝子の守護者」とも呼ばれています。
DNAの傷を認識し、傷を修復させたり、アポトーシス(自死)させると考えられています。
また、過剰な細胞増殖を抑制するとも考えられています。
このように様々ながん抑制に関わっているため、p53に変異が起こるとがん化する確率が大幅に高くなります。
多くのがんにおいて、この遺伝子に変異が確認できます。

がんの無限増殖を停止させる「がん抑制遺伝子」の本来の機能を回復

p16 Ink4aとは?

p16遺伝子は、細胞老化を誘導します。
正常な細胞では異常な増殖が無いので、p16はほとんど機能していません。しかし、細胞が限界まで分裂した場合や、様々な発がんストレスにさらされた場合は、p16の発現が著しく上昇します。
多くのがん細胞において、p16遺伝子の変異や活性の停止がみられます。そのため細胞の増殖を抑制できず、がんが促進されると考えられています。

PTENとは?

細胞は損傷をうけると自ら細胞死するプログラム(アポトーシス)が組み込まれています。
PTENに変異が起こると結果的にアポトーシスが抑制され、細胞増殖が制御されなくなってしまいます。
PTENは、多くのがんで高頻度に変異や欠損が認められています。

TRAILとは?

TNF(腫瘍壊死因子)ファミリー分子の一つであるTRAILは、がん細胞にアポトーシスを誘導する免疫システムのサイトカイン伝達物質です。TRAILは、デスレセプター(細胞死の非常ボタン)のスイッチを入れることで、アポトーシスを促進します。

※当クリニックの遺伝子治療では、cdc6shRNA・p53・p16・PTEN・TRAILの中から患者様の病状に合わせて、
この一部もしくは 全種を効果的に適切な組み合わせで投与します。

治療スケジュール例schedule

「がん遺伝子治療」(6週間:約1ヶ月半) … 2,916,000円
※当治療法は、保険適用ではないため公的保険は利きません。
(12回(1クール)1週間に2回×6週間) ※「がん遺伝子治療」は12回(1クール)が標準的です。

がん遺伝子治療とNK療法の併用治療も可能です。

「ハイパーがん遺伝子NK療法」(12週間:約3ヶ月) … 3,240,000円

※当治療法は、保険適用ではないため公的保険は利きません。(がん遺伝子治療6回+高活性化NK細胞療法6回)

※「ハイパーがん遺伝子NK療法」は、「がん遺伝子治療」6回と、「高活性化NK細胞療法」6回の併用療法です。

治療スケジュールは患者様のご状態によって異なる場合がございます。
上記スケジュールは、代表的な1例です。他の治療法と組み合わせることも可能です。
他の治療法と組み合わせることも可能です。治療はすべて通院で行ないます。
患者様に合わせた最適なプランをご提案いたします。

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